Bon’s diary

四国の田舎在住のアラフォーシングル。人生悠々自適...とはいかず。

派遣の使い方

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派遣でお仕事されてる方、ほんとにたくさんいらっしゃると思います。

こんなことまで!?という技術職でも派遣さんがいらしてたまに驚きます。

かくいう私もここ数年、派遣でお仕事させていただいているんですが。

 

最近、新しい現場に入ることになって思うことが一つ。

「派遣は育てるものではなく、使うものである」

っていう大前提の考え方がいまだ浸透していない大企業がたくさんあるということ。

正社員として人を育てるということと、会社の方針としてその部門で社員を増やすことはなく業務を派遣に委託するという選択をしたということとの違いを理解できていないのは大企業の末端部署にありがちな現状のようです。

今、お仕事させていただいてるのは、世界的に名前の通った大企業です。二流、三流って問題ではなく、大学すら行っていない私には通常就職先として開かれるはずのない門が、派遣っていうだけで簡単に入ってしまえるというのは面白いことですよね。

ただ、派遣というシステムを導入して1年の、その部署に配属されて驚いたのは「派遣に早く育ってほしいと思っている」ということ。

「業務をこなせるようになる」というのと、「育つ」というのは似ているようで全く方向性の違うことだと思います。

派遣のやる仕事はだいたいにおいて「社員の労力を使うに値しない単純作業や簡易作業」であることが前提です。そういう作業を派遣に割り振ることで、正社員の方々は創造性のある仕事、特殊性の高い仕事に自分の時間を割けるようになるわけで。

一般に育つ、というと「お前も、そろそろ一人前だな」って言われる、一通りの仕事がわかるようになるには3年は必要なのです。3年たったら交代、っていうルールの派遣を「育てる」というのは労力の無駄です。派遣を育てる余裕があるなら、新入社員にその労力を向けて上げてください。もしくは余裕がないから派遣を雇ってるんだ、という場合は効率よく自分の手を取られないような仕事の振り方をなさってください。

 

 

...と、思ってはいても、なんせ新人派遣なので、言われた通りに仕事をします。効率悪いなぁ…と思うこともいっぱいありますが、最長3年しかいない派遣なので、会社のやり方についてどうこうは申しません。その会社のやりたいように、使いたいように使っていただいて大丈夫です。

大丈夫ならなぜ、こんなにつらつら書き連ねるのかということですが。

ただの愚痴です。以下、さらにただの愚痴です。

立場「正社員」の方で、普段使えない派遣にイライラすることが多い方には読むのをお勧めしません。自己判断でお進みください。

私が配属されるまでの1年で、顔も名前も人数すらも覚えていないほど辞めていったという派遣さんたちに多少の同情を感じています。これまでの長い人生経験と多様な職場経験あってありがたくも私はなんとかお仕事させていただいてますが、10年前の自分なら3日であきらめていただろうなという育成環境です。

優しい心が削られていく気がします。

溜息つかれる度に溜息で返したくなります。

「早く育て」と思っていらっしゃるわりに、育てるお気持ちは持っていらっしゃらない。

勝手に育つのを待つなら、3年はお待ちください。育った時点で交代ですが。

申し訳ないのですが、「業務が滞ると自分が困るでしょ」と言われたところで……あ、大丈夫です。困りません。と言い返してしまいそうなのを呑み込んでおります。最終困るのはご自身なので、困らないように派遣を使われることをお勧めします。使われるための派遣です。

最低限業務に必要なスキルは持っております。だからこそ、こちらに配属されております。

物覚えはよくありませんが、メモして自分で振り返ることができるので同じことで何度も手をとらせることはありません。

あとは、どのように使っていただくか、です。

見たこともない、やったこともない業務を手探りで遂行するのは効率が悪いので、手順と理由と到達点をご指示ください。指南は不要です。

世間では「お茶くみは業務内容に含まれているのか」という論議もあるようですが、それは会社ごとのルールで決めればいいんじゃないでしょうか。

業務内容に記載のないことは一切しません。という派遣さんは事前にそのことを強く主張しておくべきだし、やってほしい業務に含まれるなら会社側も「その他雑務」程度に書いておけばよろしいし。これだけ派遣という業務が一般化していて、ケースが増えれば面倒ごとも多いのでしょうから、工夫していくことがお互いに必要ですよね。

ただ、根本としてお互い理解しておかないといけないのが「派遣は育てるものではなく使うもの」ということ。派遣として、お仕事をする側も「育てて」「かまって」という気持ちは持つべきでないということ。

※紹介派遣など、将来的に社員雇用を前提とした話などではまた考え方は違ってきます。

相互理解がもっと深まれば、お互い気持ちが楽になるのになーと思いつつ。明日も頑張って働きます。

 

情けは人のためならず

 

 

お題「座右の銘」

 

私が今よりずっと若かったころは、この言葉は間違えて使われることが多い代表の言葉だった気がします。

今では、間違われて使いやすい言葉として有名になり、正しい意味を理解している人の方が多いようですが。

 

年を重ねるにつれて、本当に自分の周りにいてくれる人、助けてくれる人に感謝の念が沸いてきます。

いずれは自分に還ってくるもの、と思えば多少偽善じみて思える行為も恥ずかしくなくできる、というのがこの言葉が私を支えている所以かと思います。

あまり、素直な気持ちではないですね。w

 

人を助ける、というと大層な響きですがちょっとした気遣いで自分の気持ちが楽になることはたくさんあります。

また、自分の周囲に居てくれる人に感謝、というとこれまた大仰な響きですが、絶対的な事実として、人が一人で生きていくのは本当に大変で難しいことです。

働いて、自立して、一人で生きている!という人もいるかもしれませんが、無人島で自給自足の生活をしてでもいない限りはどうしたって人のお世話になっているのです。

誰かに雇ってもらって、もしくは誰かを雇って仕事をし。お客になってくれる人がいて収益になり。物を売ってくれる人がいて、それを買うことができ。

人の立場は、一つではありません。絶対の消費者も、絶対の生産者も存在はせず、誰もが作る人であり、使う人であり。

情けをかける人であり、かけられる人であると思えば、いつかかけていただく(もしくはかけていただいた)情けはめぐるものと自分をなぐさめて、日々のちょっとしたイライラを解消するのがわたしのこの言葉の使い方です。

 

それでも抑えようもなくイライラしたり、腹が立って悲しくなったりするときは、因果応報、人は自分の鏡、人の振り見て我が振り直せ、と唱えることにしています。

 

穏やかな時間を過ごしたいときは、日日是好日。

 

昔の人の知恵や言葉はいつでも人生の助けになります。

ありがたいことです。

 

そんな殊勝な気分になりながら、写真は思い出のNZ。すべてが絵になる。

 

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雑誌のコラムっていいなって思ってた。

毎月、違うテーマで何かについて語っている雑誌のコラム的なものが以前から好きで。

雑誌をそんなに頻繁に読まなくなったいまでも、たまに以前に読んだ話やページの雰囲気を思い出すことがある。

久しぶりにブログという形式で何かを書こうと思いついたのは、たまたま友人が始めたという話を聞いたから。

でも、はてなブログの最初の記事を書く前に画面に表示されてた文章が、なんかちょっと良いこと書いてた。(でももうちゃんとは覚えてない)

しばらくして、思い出して、あぁこんなこと書いてたなって自分で振り返れるものが残せたらいいんじゃなかろうか。

 

人生の折り返し地点までもう少しの猶予がある今から(人生100年計算で)思いつくままにつれづれて参ろうかと思います。

なんとなく何かのきっかけでここにきてしまった方、少しお時間あればお付き合いください。

 

今日の写真は、一人旅したマレーシア、クアラルンプールのおシャンティなカフェの記録から。

おいしかったし、フリーwifiが宿泊してたホテルより快適だった…。

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